自転車保険を提供している会社は? 賠償・けが・サービスで見る3社の違い

自転車向けの保険は、au損保、三井住友海上、東京海上日動などが提供しています。比較するときは、相手にけがをさせた場合の賠償と、自分が転倒した場合などのけがを分けて見ると、商品の違いが分かります。本記事では3社の公式情報をもとに、代表商品、けがの補償範囲、示談交渉や自転車ロードサービスの扱いを整理しました。保険料の安さによる順位付けは行わず、商品やコースによる条件の違いを紹介します。東京海上日動は販売終了したeサイクル保険と現在の商品を区別し、すでに加入している保険の個人賠償責任補償を確認する意味も解説します。

Q&A

Q1自転車保険を提供している会社はどこですか?

本記事では、au損保、三井住友海上、東京海上日動を紹介しています。各社でけがの対象範囲や賠償補償の組み合わせが異なります。

Q2自転車保険に入れば、相手への賠償と自分のけがを両方補償できますか?

商品や選んだプランによります。賠償責任の補償を特約で付ける商品もあるため、契約内容を確認する必要があります。

Q3eサイクル保険は今も新規に契約できますか?

東京海上日動のeサイクル保険は、2025年9月30日で販売を終了しています。現在はトータルアシストからだの保険(サイクル)が案内されています。

Q4自転車ロードサービスは、自転車の修理代を補償するものですか?

本記事で紹介したau損保のロードサービスは、自転車の搬送などを行うサービスです。修理代や盗難損害を補償する保険とは区別して確認してください。

相手への賠償と、自分のけがは別の補償

自転車で歩行者にぶつかり、けがをさせてしまった。段差で転倒し、自分が入院することになった。どちらも自転車事故ですが、必要になる補償は違います。前者は相手への損害賠償、後者は自分のけがへの備えです。

自転車向けの保険では、これらを組み合わせた商品が提供されています。ただし、賠償責任の補償がオプションの商品もあります。商品名に「自転車」とあるだけで判断せず、選んだプランに何が含まれるかを確かめる必要があります。

今回は、公式サイトで商品内容を確認できる3社を紹介します。補償範囲やサービスの違いを見るための比較で、保険料や満足度のランキングではありません。

3社の自転車向け保険を比べる

保険会社・商品けがの補償の考え方賠償・サービスで見る点
au損保/Bycle・Bycle BestBycleは交通事故、Bestは日常の事故にも対応コース別の賠償限度額と自転車ロードサービス
三井住友海上/ネットde保険@さいくる自転車での転倒や自転車との衝突など賠償は最大3億円。国内の賠償事故に示談交渉サービス
東京海上日動/トータルアシストからだの保険(サイクル)自転車事故等のけがや熱中症個人賠償責任補償は特約のセットを確認

2026年10月2日に確認した公式情報に基づく概要です。補償の対象者、事故の範囲、保険金額、サービスの利用条件は商品・プラン・特約によって異なります。

au損害保険

au損保の「Bycle(バイクル)」は、自転車事故を含む交通事故によるけがに備える商品です。「Bycle Best(バイクルベスト)」は、部活動やレジャーなど日常の事故にもけがの補償を広げています。auの通信サービスを利用していない人も申し込めます。

個人賠償責任の限度額は、公式の商品案内でブロンズが2億円、シルバーとゴールドが3億円です。通院や弁護士費用などの補償にもコースごとの差があります。

自転車ロードサービスも特徴です。公式案内では、50km以内の搬送を年間4回まで無料としています。事故や故障で自転車を運べなくなった場合の備えですが、修理代や盗難被害をそのまま補償する制度とは別です。利用できる状況はサービスの条件で確認します。

Bycleシリーズの商品案内 / 補償・ロードサービスの案内

三井住友海上火災保険

三井住友海上の「ネットde保険@さいくる」は、インターネットで契約する自転車利用者向けの保険です。自転車で転んだ場合だけでなく、歩行中に自転車と衝突した場合などのけがも対象としています。死亡・後遺障害、入院、手術の補償が案内されています。

相手に対する賠償責任は最大3億円まで補償します。日本国内で発生した自転車事故や、その他の日常生活の賠償事故について、保険会社が交渉を行う示談交渉サービスもあります。自転車の利用中と、日常生活で起こす賠償事故をあわせて確認したい商品です。

同社は、すでに賠償責任を補償する保険へ加入している場合の重複にも注意を促しています。契約を増やす前に、現在の補償額と対象となる家族の範囲を確かめておきたいところです。

ネットde保険@さいくるの商品案内

東京海上日動火災保険

東京海上日動が現在案内しているのは、「トータルアシストからだの保険(サイクル)」です。以前の「eサイクル保険」は2025年9月30日で販売を終了しており、新規に検討する際は現在の商品を確認します。

現在の商品は、自転車事故等によるけがや熱中症を対象とし、けがによる入院・通院を1日目から補償すると案内しています。第三者への賠償は、個人賠償責任補償特約をセットした場合の補償です。特約の有無を確かめずに、けがと賠償の両方が含まれるとは考えないようにします。

国内の対象となる賠償事故では原則として示談交渉を行いますが、対応できない場合もあります。また、新規加入には年齢や他の傷害保険契約に関する条件があります。インターネットでの申し込み前に、補償内容とあわせて確認します。

現在のサイクル保険の商品案内 / eサイクル保険の販売終了案内

家族の賠償補償を確認してから、けがへの備えを選ぶ

比較の順番としては、まず加入済みの自動車保険や火災保険などに、個人賠償責任を補償する特約が付いているかを確認します。付いている場合も、自転車事故が対象か、誰が補償されるか、限度額はいくらかまで見る必要があります。

そのうえで、自分や家族のけがにどこまで備えるかを考えます。交通事故以外にも広げるならBycle Bestの補償範囲が比較材料になります。東京海上日動では、けがの補償と賠償の特約を分けて確認します。遠出をする人なら、自転車を運ぶサービスの有無も具体的な違いになります。

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